★AIでライフプランシートを作成してみよう

前回は、資産形成を進めたいと
考えてはいるものの
なかなかその一歩が踏み出せない方は、

ぜひ、「ライフプランシート」を
作ってみてください。

そうすると、
10年後、20年後のことに
リアリティーを感じられるようになり、

資産形成を進める動機づけができますよ。

というお話をしました。

ただ、いきなり
ファイナンシャルプランナーに会って、

プライベートな内容まで
お話しするのは、
抵抗感があるという方もいるので、

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まずは、AIやアプリ、
ネットの無料シミュレーションで
「ライフプランシート」を作成してみるのはどうですか、

とお伝えしました。

そこで、今回は実際に、AIを使って
「ライフプランシート」を作ってみたいと思います。

★AIに入力するプロンプト

AIで「ライフプランシート」を
作成するにあたって、

まずは仮想の人物を設定します。

仮にAさんとします。

AIは、Google Geminiを使ってみます。

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ライフプランシートを作成する上で、
AIに提供する情報の大切な要素としては、

家族構成、それぞれの年齢、
高額の固定費、

お子様がいたら、教育費などがあります。

あと、できれば退職後の夢や希望についても、
触れられたらいいです。

さらに、収支について
50年間くらいの流れや、

最も支出が多くなると想定される年の
月々の支出内訳についても
聞いてみます。

以下、Geminiに入力したプロンプトです。

・・・公立の中学校で理科教師として働くAさん。

年齢は35歳。

奥様も中学校の英語教師で、
年齢は33歳。

お子様はお二人で、
上が小学校6年生、
下の子は小学校2年生です。

3年前に住宅ローンを組んで、
一戸建てを購入しました。

フラット35を使って、
月15万円を返済しています。

ご夫婦はお子様二人を
私立の中高一貫校に通わせたいと
考えていて、

大学は国立をめざしてほしいと
考えています。

そして夫婦ともに、
60歳には役職定年し、
会社経営をしたいと考えています。

具体的にどのような
ビジネスを展開するのかについては
まだあいまいですが、

そのための資金として
二人で4千万円くらいの
資産形成ができればと考えています。

夫婦二人合わせた手取りは
合計で70万円ほどです。

Aさんが80歳になるまでの、
年間収支がわかるライフプランシートを
作成してください。

加えて、子供たちが両方とも
私立に通学したと仮定して、
ある年の、ある月の支出内訳を提供してください・・・。

こんな感じで入力してみてください。

★もっとも厳しい月の支出はいくら?

すると以下のような
ライフプランシートが提案されました。

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このライフプランシートから、
見えてくることをいくつか取り上げてみます。

まず、Aさんご家族は、
お子さんお二人が大学を卒業するまで、

年間600万円近い支出が
予想されています。

ただし、お二人とも教員であり、
収入の合計が1千万円を超えることから、

毎年約500万円の積立ができます。

ざっくりですがこんな感じです。

次に、もう少し
リアルな数字が見たいので、
ある月の収支に焦点を当てて見てみます。

お子さんが、お二人とも
私立の中高に通っている年のある月です。

これも先ほどの
プロンプトに基づいて
GoogleGeminiが作成してくれています。

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内容をざっと見てみますと、

まず、固定費として住宅ローンが月15万円。

フラット35は
金利が固定されているので、

物価上昇などにより
金利が上がっても、ずっと15万円です。

また、携帯などの通信費が
月1万5千円となっています。

この内訳を見ると、
携帯電話2台、自宅ネット回線となっていますが、

おそらくお二人のお子さんも
携帯を所有することが予想されます。

ですので、この額に+1万円を
考えておいた方がよさそうです。

さらに、このプランシートでは、
保険料が2万円と示されていますが、
お二人とも教員であることや、

フラット35で、「団体信用生命保険」
に加入していることから、
生命保険等は必要ないと考えてよいでしょう。

教育費については、
お二人のお子さんが私立中高に通っていることから、

教育費が月18万円とかなりの額になっています。

この月の家計の総支出は
60万円と予想されていますから、

教育費だけで家計の30%以上を
占めていることになります。

ですので、この時期は踏ん張り時だといえます。
とはいえ、

手取りがお二人で70万円ありますから、
10万円が残ることになります。

その10万円を、今後の大学資金や
起業資金のための資産運用に充てることができます。

★資産形成の成功は段取りと準備

さて、AIを活用した
「ライフプランシート」の作成、
いかがでしょうか。

もちろん、この提案を
そのまま当てはめるのではなく、

あくまで、基本ベースとして考えて、
それを現実に合わせて
修正しなくてはならない部分もあります。

しかし、10年後
20年後の支出や資産形成の
具体策が見えてきたのではないでしょうか。

私は常々、教職員の皆さんに
「仕事の成否は段取りと準備」
とお話ししています。

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それは、家計や資産形成にも
当てはまります。

月々の収支をどんぶり勘定で
進めるのではなく、

将来を見据えて、しっかり段取りをし、
そこに向けて
具体的に準備をしておくことです。

頑張ってください。

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