★遺言状は「公正証書遺言」がベター
さて、前回に引き続き、
「100億円相続事典」を
読んでの私の感想や意見についてお話しします。
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今回は、100億円以上を持つ超富裕層と
1億円以上のふつうの富裕層とのの違いを
ランダムに列挙していきたいと思います。
まず、最初のキーワードは「い」です。
相続関連で「い」とくれば、
「遺(いごん)言状」でしょう。
遺言は被相続人本人が手書きで遺す
「自筆証書遺言」と、
公証役場で公証人に依頼し作成する
「公正証書遺言」が代表的です。
1億円以上のふつうの富裕層の方の多くは、
自筆証書遺言であるのに対して、
100億円以上の超富裕層は、
公正証書遺言を作成する傾向があるようです。
自筆証書遺言の場合、
署名、捺印などに不備があって
手続きができなかったり、
中身があいまいだったりで、
揉めるケースが多いようです。

一方、公正証書遺言は、
専門家である公証人が関与して作成するため、
不備による無効のリスクが
ほとんどありません。
また、原本が公証役場で保管されるため、
紛失や改ざんの心配がなく、
ほとんどの場合、
相続開始後の手続きもスムーズに進められるようです。
超富裕層の場合、
引き継ぐ財産が莫大だからこそ、
相続後、一族で相続遺産を
争うようなことがないよう、
さまざまなリスク回避策を
めぐらしているのですね。
★超富裕層は自社株に悩まされる
次のキーワードは「さ」で、
「財産構成」についてです。
お持ちになられている
財産の内容の比較です。
1億円以上のふつうの富裕層の場合、
金融資産の比率が高いようです。
対して、100億円以上の超富裕層は
土地などの不動産や自社株の比率が高く、
意外にも金融資産は少ないとのことです。
自社株の比率が高いという状況からして、
やはり100億円以上の超富裕層は
企業のトップの方が多いことが推測されます。
持ち株もれっきとした相続財産なので、
超富裕層にとって、
この持ち株の高さも悩みの種のようです。

★超富裕層は「金の亡者」どころか・・・
次のキーワード「ち」で
「地域活動」についてです。
1億円以上のふつうの富裕層に
「地域活動」に熱心な人が少ないのに対して、
100億円以上の超富裕層は、
地域のために積極的に活動する方が多いようです。
たとえば、地元で市議会議員や
自治会役員を務めていたり、
消防団のメンバーだったりと、
地域の街づくりに積極的に協力する
「リーダー的市民」として
活躍されている方が多いとのこと。
超富裕層というと、
「金の亡者」という偏見があると思いますが、
地域を大切にしているということは、
むしろ、実際は、金の亡者どころか、
人と人との関わり、つながりを大切にし、
ご自分の成功だけでなく、
自分と関わる多くの方に幸せになってもらいたいという、
利他的な心を持っている方が
超富裕層には多いということではないでしょうか。

おそらくその意識と
超富裕層であることには、
相関関係があるのではと私は思っています。
★超富裕層にとって便利な「根抵当権」
次のキーワード「ね」で
「根抵当権」についてです。
抵当権については知っているけど、
「根抵当」って何?
そう思われる方が多いと思います。
根抵当とは、一定の範囲内で、
極度額を上限に
繰り返し借り入れと返済ができる権利のことです。

銀行からの借り入れや
返済が頻繁にある方には便利な仕組みです。
この根抵当権についても、
やはり100億円以上の超富裕層が
使っているケースが多く、
このことからも、
超富裕層に企業の経営者が多いことが推察できます。
★やっぱり別荘もってます
次のキーワードは「へ」で
「別荘」についてです。
これは、みなさんのご想像通りだと思います。
1億円以上のふつうの富裕層が
1軒も持っていないのに対して、
100億円以上の超富裕層は、
何軒も保有しているケースが多いようです。

超富裕層は、あらゆるジャンルに
分散投資する傾向がありますが、
別荘も一部は余暇を楽しむ日的で
自己利用していますが、
たいていは投資対象と捉え賃貸に出しているようです。
さまざまな分野に分散投資する、
これが超富裕層の行動様式の特徴の一つです。
★超富裕層は「郵便局」を所有している!?
最後のキーワードは「ゆ」で
「郵便局」についてです。
富裕層と郵便局に何の関係があるのかと言いますと、
100億円以上の超富裕層の中には、
郵便局を運営し、所有している方が多いようなのです。
これは説明すると長くなりますので
割愛しますが、
かつてあった「郵便取扱所」は、
地域の名士に土地・建物を無償で提供させ、
「郵便取扱役」に任命していた時代があり、
今もそれを世襲できることに
なっているようです。
※間違っていたらすみません。
先ほどの地域活動とも関連しますが、
郵便局に対して、
無償で土地、建物を提供しているのです。

これも、超富裕層の方々に、
「地域の役に立ちたい」
「社会に貢献したい」
という想いがある方が多いことの証かもしれません。
いかがでしょうか。
私はこの本を読んで、
超富裕層のイメージ、認識がかなり変わりました。
利他の心、社会貢献
根底にこういった意識があったからこそ、
結果的に超富裕層に
なっていたということなのだと考えるようになりました。
ということで、私も今日から、
お金のことにはさておいて、
利他の心で頑張ってみます。
と言いながら、
日経平均と株価のことが
気になってしまっている自分がいます。
やはり私は
超富裕層になるのは無理なのかもしれません(笑)。
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