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★最新学習歴?
今回は、本の紹介です。
その本は、『100年学習時代 はじめての「学習学」的生き方入門』です。
100年学習時代 はじめての「学習学」的生き方入門 (【BOW BOOKS 026】)www.amazon.co.jp
2,530円(2025年09月22日 14:53時点 詳しくはこちら)
著者は、本間正人(ほんま・まさと)先生。
先生は、京都芸術大学客員教授で、NPO法人学習学協会代表理事をされています。
「学習学」、、、。
あまり聞いたことのない学問ですよね。
「学習学」は、本間先生が提唱する学問体系です。
人が生涯にわたって学習歴を更新し続けるという観点から、これからの社会に必要な学びを考える学問です。
とても感銘を受けました。
というのも、私は以前、このnoteで、これからの学校教育は、生涯学び続けることのできる力を育てていかなければならないという話をしました。
生涯かけて自分をアップデートさせていくことができなければ、生き残っていけない時代になる。
そうお話ししてきました。
先生の著書は、私の主張よりも、さらにわかりやすく伝えてくださっていて、しかも「学問」として体系化されています。
久しぶりに腹落ちする教育関係の本でした。
★学校教育での学びは6分の1
先生は著書で以下のようなことをおっしゃっています。
「人生100年時代が到来してきています」
「人生を100年とした場合、学校教育は人生の6分の1程度の期間でしかない」

「ですので、これからの時代、学歴は学校教育の証明書に過ぎず、ほとんど意味がなくなる」
「むしろ、その後、どれだけ学びを止めずに更新し続けたか」
「つまり「学習歴」の方が重要」
いかがですか。
本当にその通りだと思いませんか。
★「教育学」との違い
では、「学習学」と「教育学」の違いはどこにあるのでしょうか。
「教育学」は、教育のあり方やその方法を研究する学問であり、対象は教師です。
学習者に対して、様々な知識や技能を授け、子どものスキルを高めることに主眼が置かれています。
それに対して「学習学」は、学習する人そのものを対象とした学問なのです。
自ら学ぶ力、そして経験を通じて人間的な成長や進化を図ることを目指しています。
どちらかと言いますと、学習者自身に焦点が当てられ、いかに学ぶか、学ぶ意欲をどのように高めるのかを、スキルとして身に付けていくということでしょう。
ですので、これからの教師は、「教育学」はもちろんのこと、「学習学」も同時に学ぶ必要がある。
そう思いました。
★仕事のできる人とは
教職員に限らず、勤務経験がある人なら分かると思いますが、仕事ができる人は必ずしも学歴が高い人とは限りません。
もちろん学歴が高いということは、初期段階のスペックの高い人なので、社会人としては優位な地位を占めます。

しかし、これはあくまでも初期段階だけです。
本当に仕事のできる人とは、仕事を通して見えてきた課題に対してどう向き合うか。
または、仕事を通してわかってきた自身の課題を、どうしたら克服できるかを考え、行動する人ですよね。
さらに言えば、仕事で欠かすことのできない人間関係について学び、より良い関係性を構築する努力をし続けている人です。
限界もありますが(笑)。
つまり、初期段階より、その後のプロセスで何をしてきたかが「仕事のできる人」と「そうでない人」との分かれ道なのです。
★旗振り役の必要性
そのことを考えると、学校教育についても、今後の変革が求められることがわかりますよね。
ただし、私は悲観していません。
日本の先生方は一生懸命やっています。
その使命感の高さは日本の財産です。
必要なのは、「旗振り役」です。

それは文科省であり、教育委員会であり、そして学校の管理職です。
教職員に対して、目指すべき方向、着地点を示すのです。
そして先生方が「学ばなければ」と思ってもらうように、プラスの肩押しをしていくのです。
そうすれば、すべての人が、人生100年時代を謳歌し充実した人生が歩める、そんな時代になる。
そう私は思っています。
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