★子育ての基本は「生活習慣の確立」

前回から3高についてお話ししています。

https://note.com/embed/notes/n9f6c597bc717

3高とは「高身長」「高学歴」「高収入」といった、特に女性が一昔前に男性を選ぶ際の基準とした要素のことです。

今回は、子供を「高身長」に育てる親の共通点についてお話しします。

これはもう言わずもがなですが、子供を高身長にしたいなら、まずは基本的な生活習慣を確立させることです。

できるだけ、毎日同じリズムで生活できる習慣を確立するのです。

同じ時刻に起きて。

同じ時刻に朝食をとり、登校する。

下校後は、習い事などをこなし、帰宅したらお風呂に入り夕食をとる。

その後は、宿題を済ませ、少し自由な時間を過ごしながら就寝。

「毎日同じリズムを繰り返す」

正直、大人なら飽きが来ますし、刺激がほしくなります。

しかし、子供のうちからやっていれば、そのうちそうせずにはいられない習慣となっていきます。

例えば、食事をしたら歯を磨きたくなる。

宿題を済ませないとなかなか寝付けない。

これくらいルーティン化された習慣は、子供が心身ともに成長していく上で大きな土台となっていきます。

生きる力と言ってもいいでしょう。

これが「基本的な生活習慣の確立」です。

「習慣は第二の天性なり。」

これは、ローマ哲学者、キケロの言葉です。

あと、英国の詩人ドライデンは、

「はじめは人が習慣を作り、それから習慣が人を作る」

と述べています。

子育てに特別なコツなどないのです。

難しいテクニックもありません。

親が心がけることがあるとしたら、親からのたっぷりの愛情と「基本的な生活習慣の確立」だけだと言っても過言ではありません。

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難しいことを考えず、この二つさえ徹底していれば、子供は自然によりよく育っていくのです。

これは、多くの保護者と接してきた私の感覚でもあり、多くの調査研究がそのことを示しています。

★高身長に育てた親の多くが「睡眠」を大切にしていた

その「基本的な生活習慣」の中で、「高身長」に係る習慣が「睡眠」でしょう。

「食生活」「運動習慣」も大いに影響しているはずですが、ここでは「睡眠」に焦点を当てます。

なぜかと言いますと、高身長に育った子供たちの親に共通していたのが「睡眠」への意識だったからです。

高身長に育った子供の保護者のほとんどが、

「うちの子は9時ごろには寝かしています」

と話していました。

3高に育てた親の多くが、特に睡眠を大切にしていたということです。

しかも、その親たちは、私から見ると決して高身長ではありませんでした。

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★遺伝の影響は大きいが

この私の感覚はどうなのでしょうか。

一般的には、身長は「親からの遺伝」や「生まれ持った運」によるものだと思われがちです。

実際に私の周囲の方の多くも、「身長は遺伝だ」と信じている方が多いのです。

なので調べてみました。

結論から言いますと、子供の高身長が「遺伝」に相関していることは確かなようです。

最終的な身長の約8割は遺伝的要因で決まるとのこと。

【身長×遺伝子】最終身長はどこまで決まる?母父の影響・振れ幅を医師が解説「うちの子、将来の身長はどれくらいになるんだろう?」 「両親ともに背が低いから、遺伝的に仕方ないのかな…」 お子さんの成長sincellclinic.com

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しかし、残りの約2割は栄養、睡眠、運動などの環境要因に影響されるそうです。

つまり、高身長が遺伝的要因が大きいとしても、環境要因、特に「睡眠」によっては遺伝的要因を上回ることができるということです。

まず、子どもの身長を伸ばすために「十分な睡眠」が不可欠であるということは、生理学的なメカニズムと疫学的な調査の両面から正しいらしいのです。

身長が伸びる直接的な要因は、脳の下垂体から分泌される「成長ホルモン」で、その成長ホルモンは骨端線(骨の伸びる部分)に働きかけ、骨を伸ばす軟骨細胞を増殖させる役割を果たしています。

睡眠時間が短いと、その後の修復や骨の伸長に必要なホルモン供給が不足します。

国立成育医療研究センターの調査においても、遅く寝る子ども(22時以降など)ほど、早く寝る子どもに比べて平均身長が低い傾向にあるという結果となっています。

あと、富山大学「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」によると、

2歳時点での睡眠不足がその後の肥満リスクや成長の遅れに関連することが報告され、睡眠時間が11時間未満の場合、適切な成長を妨げる要因が多いことが示されています。

エコチル調査 富山ユニットセンター 子どもの健康と環境に関する全国調査富山大学は、環境省の進める子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)のユニットセンターに選定されました。www.med.u-toyama.ac.jp

また、インドで実施された「インド人間開発調査(IHDS)」によると、親の高い意識での、栄養管理や健康管理は、「遺伝的な成長ポテンシャル」を凌駕するとしています。

つまり、高身長については、遺伝要因は大きいものの、その後の養育環境によって、子供の身体的成長に大きな影響を与えることができるということです。

★高身長に育てる「睡眠時間」の基準

では、どれくらい寝かせればいいかですが、一応、世界的な基準があります。

身長を最大限に伸ばすための健康状態を維持するために、以下の睡眠時間が推奨されています。

就学前(3-5歳)10〜13時間

学童期(6-13歳)9〜11時間

思春期(14-17歳)8〜10時間

特に、思春期は急激に身長が伸びる「成長スパート」の時期であり、この時期の睡眠は重要です。

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あと、睡眠の質にもこだわることができれば、高身長の子供の可能性が高まります。

例えば、日中に日光を浴びて運動できれば、夜間のメラトニン分泌が促進され、成長ホルモンが放出されやすい深い眠りへとつながります。

また、スマホやタブレットから出る光は深い眠りを妨げるので、就寝前はできるだけ避けたいですね。

最後に触れておきたいのですが、私が出会った保護者の方々は、子供を高身長に育てたいと考えて、睡眠を大事にしていたわけではありません。

単に「寝る子は育つ」の格言を信じて、「健康」を意識して子育てをしたことで、結果的に高身長になっていたというだけのことです。

高身長にするだけでなく、心身ともに安定した子供を育てたいなら、十分な睡眠を確保すること。

これが、子育ての要諦の一つだということを覚えていてください。

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