★早めに課題と向き合うことの大切さ
私は、現役の皆さん、特に40代~50代の皆さんに、セカンドキャリアに向けて、今のうちからその準備を始めた方がいい。
そのためには、まず資産形成を真剣に考えてください。
そして、セカンドキャリアで何をしたいのか漠然としていて、何から始めていいのかわからない、そんな方には、まず、ブログ(またはnote)から始めてみてください。
そんなことをお話ししています。
そのことに対して、様々な反応があります。
多くの方は、実際に動き出します。
そして、
「資産形成って、50代からでも遅くないのですね」
「セカンドキャリアの準備で、ブログって意外ですね」
「発信するうちに、自分の向かう方向が見えてきました」
などの反応が返ってきます。
ただ、逆の反応も少なくありません。
例えば、
「投資はギャンブルですよね」
「元本が保証されなければ嫌です」
「セカンドキャリアに向けて、情報発信の習慣をというのは意味が分かりません」
「そもそもそんな時間はない」
といったものです。
確かにそうです。
何かを始めようとすると不安が出てきますし、時間を確保しなくてはならないなどの現実的な問題も出てきます。

そうは言っても、何かを始めなければ先に進めません。
そして、何かを始めると、必ず課題に突き当ります。
実は、これが大事なんです。
あえて課題に向き合うために行動をするんです。
なぜか。
★トライアンドエラーは最高の学び
人は課題が見えてくると、解決に向けていろいろ策を練り出します。
例えば、庭つきの家を建てたとします。
そうすると、意外にも庭の手入れは大変なんだと気が付きます。
それが好きならばいいのですが、そうでなければ庭の手入れは苦痛でしかありません。
それならば、人工芝にして手入れを減らそう。
庭をつぶして駐車場にし、貸し出そう。
などの解決策が生まれます。
あるいは、生命保険を解約したいが、知り合いが担当者なので解約するのが難しい、といった課題があったとします。
しかし、その知り合いは今後のあなたの人生に責任を持ちません。
であるならば、知り合いとの人間関係を崩さずに解約する方法を考え、行動するのです。
なぜ、お客である契約者が保険担当者に気をつかう必要があるのか、と言われそうですが、実はこれは「保険契約あるある」なのです。
https://note.com/embed/notes/nc864d28fcad5
このように、人は課題が見えてくると、それを何とか解決し次のステップに進もうとするのです。
そして、進んでいくうちに、しばらくすると、また別の課題が出てきて、解決に向けて動き出します。
これがトライアンドエラー、またはトライアルアンドエラー(trial and error)といわれているループです。
トライアンドエラーとは「試行錯誤」を意味します。
トライアンドエラーは、目的を達成するためにさまざまな方法を試し、失敗を繰り返すなかで成功に近付いていくことを表しています。

文科省が提唱している「主体的・対話的で深い学び」も、簡単に言えば「トライアンドエラー」を意味していると私は思っています。
これは、文科省が言うまでもなく「最高の学び」なのですよ。
★退職後もやってこない「落ち着いた時間」
しかし、トライアンドエラーはループなので、終わりがなく正直、面倒くさいです。
みんなそれを知っているので「始めない」のです。
しかも教員は忙しいので、それが理由付けになります。
忙しい ⇒ 考えない ⇒ 年を取っていく ⇒ 将来なにかやりたい ⇒ 手遅れ
こういったことになります。
ですので、多くの方は、
「今は◯◯で忙しいのです、落ち着いたら△△をしようと考えています」
なんて言うのです。

例えば、「今の仕事が落ち着いたら、NISAの手続きをします」とかです。
つまり先送りです。
しかし、多くの場合、「落ち着いた時間」なんて永遠に来ません。
研究授業が終わってから考えようといっても、終わったら成績処理が待っていたりします。
ならばと、「夏休み」などの長期休業中を利用しようと考えたとしても、
ふだんフル回転しているだけに、休業中はガソリン切れで動けなくなっているというのが現状でしょう。
残念ですが、永遠に「先送り」を続けることになります。
私は退職して、現在フリーです。
ところが、不思議なことに、フリーになっても面倒くさいことが次から次に降ってわいてきて、「落ち着いた状態」なんてやってきません。

繰り返しになりますが、人生に「落ち着いた時間」など永遠にやってこないのです。
★「時間管理」も高めるべき能力
こう言い切ってしまうと、批判されそうで怖いですが事実なのです。
ですので、それを知っている人は忙しい中でもとにかく始めてしまいます。
すると、自ずと時間管理を考えざるをえなくなります。
忙しい毎日の中にも、意外に「ムダな時間」があるのです。
その時間を別の時間に充てたりします。
時間管理が上手くいきだすと、今度は「時間の質」を追及するようになります。
そして、時間の質が向上すると時間的な余裕が生まれるのです。
その新たに生まれた時間的な余裕が、さらに新たな行動につながっていきます。
これもループですよ。

あの、ホンダの創業者、故本田宗一郎さんも言っています。
「時間だけは神様が平等に与えて下さった」
「これをいかに有効に使うかはその人の才覚であって、うまく利用した人がこの世の中の成功者なんだ」
時間がないのはあなただけではありません。
時間に操られるのではなく、時間を操れるようにならなくてはなりません。
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