はじめに:60代は人生の黄金期

生活経済ジャーナリストでファイナンシャルプランナーの和泉昭子氏は、

ご出演のYouTube番組で、

60代は人生の黄金期」

だとおっしゃっていました。

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和泉氏が描く「人生100年時代のロードマップ」によると、

20代から30代は人生の成長期。   

社会人として自立をめざし、そして自分自身の成長のためにがむしゃらに頑張っている時期でしょう。

40代から50代は人生の成熟期。

がむしゃらに仕事をしていた状態から、仕事に慣れて、ポジションへとゆるやかに移行していきます。

同時に責任は重くなります。

緊張を強いられるような重要な判断をしなくてはならず、精神的に追い込まれ苦しい思いをすることも少なくありません。

そして、その後に訪れるのが

60代の黄金期。

60代は、家庭、仕事のすべてから解放されます。

それでいて、体力、気力はまだ充実して活力があります。

ですので、新たなことにチャレンジすることもできるのです。

中には親の介護が始まったりする方もいますが、それは一旦、横に置いておきます。

とりあえず、60代になると、重荷から解放され、新たな道へと進んでいけるのです。

ちなみに、和泉氏の著書は弊社が提唱する「セカンドキャリアの充実」とも、かなり親和性があります。

ぜひご一読いただければと思います。

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1.新たなことにチャレンジするための準備をしておく

さて、60代が「人生の黄金期」とはいえ、すべての方が、この黄金期を享受できるかと言いますと、そうではありません。

この時期を真に黄金期にできるかどうかは、現役時代の「準備」にかかっています。

今回は、60代を真の「黄金期」にするために、現役世代が今すぐ着手すべき「三つの柱」について述べてみます。

まず1つ目の柱が、「新たなことにチャレンジするための準備をしておく」ということです。

定年後、多くの人が慣れ親しんだ会社での「継続雇用」や「再雇用」を選択します。

しかし、私は、黄金期を謳歌するという視点に立つなら、あえてその選択肢を捨てた方がいいと考える立場です。

いろいろ理由はありますが、同じ仕事を継続してしまうと、自分殻を破り、新たな可能性を見出すというチャンスを逃してしまいます。

そのリスクの方が大きいと考えるからです。

とはいえ、60代で新たなことにチャレンジするためには、現役のうちに以下の準備が必要でしょう。

①スキルのかけ算を考える

本業のスキルに加え、趣味や副業、ボライティアで得た知識を組み合わせます。

例えば「教員生活×電子出版」などです。

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今の職業を活かし、それをステップアップさせていく活動です。

ちなみに私は、現役中に法人を設立し、「コインランドリー」「太陽光発電」「民泊」「アアフィリエイト」などに挑戦しました。

どれもうまくいきませんでした(笑)。

でも、すべては学びになり、今に活かされています。

②リスキリング(学び直し)

 ITツール、語学、あるいは全く新しい専門資格など、現役のうちから「今の時代に求められるスキル」を習得しておきます。

私も、現役中に「宅建士」「ファイナンシャルプランナー」の資格を取得しました。

2.年金の空白期間(60歳~65歳)をしのぐための資産形成をしておく

60代を黄金期にするための絶対条件は、経済的な基盤です。

特に、多くの人が直面する「年金の空白期間(60歳から65歳)」を乗り切る準備は必須です。

現在の公的年金の受給開始は原則65歳です。

一時的に収入が不安定になったりしても、自分のやりたいことに投資し続けるためには、この5年間をカバーする資産が必要です。

そして資産形成の方法はかなりシンプルです。

①節約を旨とする 

資産を増やすことも大切ですが、保険の見直し、固定費の削減など、現役中からスリムな家計を意識することです。

NISA・iDeCoのフル活用

まず、一刻も早く積立投資を継続することです。

今は、NISA・iDeCoなど、投資を行うための環境や制度が整っています。

早めに始めることで、複利効果により、60歳以降に使える資産が増えていきます。

できれば、不動産投資をからめることで、資産形成のスピードと規模を高めることもできます。

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3.健康寿命を伸ばすための体力づくり、健康管理の基礎を築いておく

むしろこの3つ目の柱が最も重要かもしれません。

お金と時間があっても、体が動かなければ黄金期を楽しむどころではありません。

60代以降も健康を維持していくためには、40代・50代からの意識が大切です。

筋力の貯金(レジスタンストレーニング)

人間の筋肉量は40代以降、何もしなければ年間約1%ずつ減少します。

60代で活発に動き回るためには、筋トレやジョギングなど、特に下半身トレーニングを習慣しておくことをおすすめします。

ちなみに私は、50代前半からウォーキング、後半からランニングを始め、今はフルマラソンに出場し、4時間台で走れるようになっています。

②口腔ケアと睡眠の質の向上

意外と見落とされがちな健康維持の視点が歯の健康と睡眠です。

歯のダメージは全身の健康維持に影響を与えます。

睡眠の質についても、毎日の睡眠が充実していれば、それだけでも健康維持に大きな役割を果たします。

ちなみに、大リーグの大谷選手の平均睡眠時間は、10時間から12時間だといわれます。

そして、

「睡眠は最高のトレーニング」

「回復のための最優先事項」

とも話しています。

③健康診断・人間ドック

健康管理、栄養管理をしっかりしているつもりでも、知らぬ間に病が進行する場合もあります。

少なくとも年に一回は、総合的な健康診断、人間ドックを受けて健康に関するフィードバックを受けましょう。

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ちなみに私は、大酒のみでもないのに、肝臓の数値は悪くなりがちです。

ですので、深酒をしないように気を付けています。

結びに:「黄金期」は準備が8割

60代を黄金期にするためには、準備がすべてと言っても過言ではありません。

しかし、準備だけでなく、60歳になってからの具体的な行動も重要ですのので、「準備が8割」としておきます。

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とはいえ、現役中の準備が大きな割合を占めると言えます。

「まだ先のことだから」と先送りにせず、今日から、未来の種まきを始めてください。

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