★退職金は1,000万円

今回は、タイプ2「年金だけでは生活が厳しそう」の方のためのポートフォリオを考えてみます。

仮に、

「1,000万円の退職金があった」

「それまでの貯蓄はほとんどない」

「住まいも賃貸」

「厚生年金なので、それなりの年金は入ってくる」

「家賃を支払うと、生活費が月5万円ほど足りない」

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「月々のマイナスを補う必要がある」

「なので、退職金を運用して配当金がほしい」

そういったタイプの方を想定してみます。

現役時代、

「転職で公務員になった」

「中小企業企業に勤務していた」

 「住宅を購入せず賃貸してきた」

「高額ではないがまとまった退職金がもらえた」

といった方々です。

正直、老後の生活は楽ではないでしょう。

ですので、かなりきめ細やかな投資戦略を立てる必要があります。

★退職金の運用の前に考えておくべきこと

ただし、退職金の運用を考える前に、検討してほしいことがあります。

まず、お子さんがいるのなら「同居」を検討できないか。

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あるいは、75歳まで年金を繰下げて、それまで何とか働き続けることはできないか。

この二つについて検討してほしいのです。

現実的な対応です。

これが可能であれば、かなりリスクを軽減できます。

しかし、この対応が難しい場合は、選択肢は1つしかありません。

退職金の1,000万円で運用する。

そして生活費の不足分を「分配金」で補う。

これ一択です。

65歳から年金をいただき、退職金の運用で得た「分配金」「利息」などで生活費を補う。

場合によっては、アルバイト程度の仕事をするのもありです。

間違っても、退職金を切り崩して生活費に充てることをしてはいけません。

切り崩しをやってしまうと、驚くほどのスピードで退職金は底をついてしまいます。

★1,000万円を運用し不足分の5万円を捻出できるのか

さて、では、

「1,000万円を運用し不足分の5万円を捻出できるのか。」

という問いです。

理論上は可能です。

退職金1,000万円を運用します。

運用しながら毎月5万円を生活費として取り崩します。

最終的に資産は0になります。

しかし、月5万円入ってきます。

しかも、65歳から95歳まで30年間という長期に渡って。

もし1,000万円を運用せず、毎月5万円ずつ取り崩すと、16年8ヶ月で底をついてしまいます。

81歳の時点で追い込まれてしまいます。

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運用することで月5万円を、14年も長く継続できるのです。

それくらい、退職金1,000万円という「種銭」は大きいのです。

ですので、しっかりとした運用計画を立ててください。

★30年間で資産を計画的に使い切る退職金運用モデル

再度、条件を整理します。

・退職金1,000万円

・運用期間65歳~95歳(30年間)

・毎月取り崩し5万円

・年間取り崩し60万円

・合計取り崩し額1,800万円

・95歳で資産が0円になっても構わない

つまり、1,000万円の元金で、1,800万円を生み出す。

という設計になります。

これは運用利回りが約4.5%前後ないと成立しません。

そのため、前回のntoe提案した「超安定型(期待利回り2.64%)」では難しい。

https://note.com/embed/notes/na98afe717199

もう少し積極的なポートフォリオが必要になります。

ということで、次のように組んでみました。

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それぞれの想定商品は、

・普通預金50万円 いざというときのための生活防衛資金

・定期預金100万円 ネット銀行定期預金

・個人向け国債100万円 変動10年

・地方債100万円   東京都公募公債

・米国債250万円  10年Treasury Note

・ETF400万円 VTまたはVOO

このポートフォリオの期待利回りは約4.6%/年です。

ただし、これでは毎年約46万円の運用益ですので、14万円不足します。

その14万円は元本から取り崩します。

一つイレギュラーな提案ですが、このモデルは、ETFから分配金を得ることになっています。

しかし、可能ならETFから分配金を取らないでほしいのです。

それでどうするのか。

値上がり益(キャピタルゲイン)を狙うのです。

年に一度、ETFを数口売却するのです。

その値上がり益で年間60万円を埋め合わせるというやりかたです。

その方がより長く1,000万円を運用することができます。

以下に30年間の概算推移を示しておきます。

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いずれにしても、このタイプ1の「使い切り」の方においては、経済動向を伺いながら運用をしていく必要があります。

国内外の景気動向、為替変動など。

運用をほったらかしにすることはできません。

特に大きな下落があったときに、慌てて損切売却などしてしまったら、その後の計画が成り立たなくなってしまいます。

危機的な相場でも動じないよう、金融商品に対する知識、スキルを高めていく意識が必要です。

ぜひ、金融リテラシーを高めながら、第二ステージを乗り切ってください。

※投資はあくまで自己責任でお願いします。

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