★まずは「まとめ役」としてのパートナーを探す

これまで、親子、孫までを含めた世代を超えた相続対策、資産形成についてお話してきました。

その具体的な進め方として、「家族資産経営チーム」を提案しています。

「家族資産経営チーム」の構築は、家族の資産を次世代に繋ぐために有効な手段だと私は考えています。

しかし、そのハードルは決して低いものではありません。

一歩一歩、着実に進めていく根気が必要です。

そこで、前回のntoeでは、その「家族資産経営チーム」に着手する前に、最初にやっておくべきことについてお伝えしました。

チーム作りの第一歩は、専門家を呼ぶ前に家族間での価値観と将来像の共有を行うことです。

それが終わると、専門家ネットワークによる「外部チーム」の編成が進められます。

まず、最初にやるべきは、司令塔(コーディネーター)の選定です。

複数の専門家の窓口を一本化し、全体のストーリーを描く

「まとめ役」

です。

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これには「相続実務士(相続コーディネーター)」や、資産コンサルティング、相続に強い「税理士法人」が適任かと思います。

そのうえで、各分野のエキスパートと連携していきます。

各分野のエキスパートとは、税理士、司法書士、行政書士、不動産コンサルタント、ファイナンシャルプランナーなどです。

★パートナー探しのポイント

では、このまとめ役となる

「相続実務士(相続コーディネーター)」

や、

「税理士法人」

をどのようにしたら探せるのか。

ここが一番難しいですし、時間がかかります。

しかし、ここがうまくいかなければ、スタートでつまずいてしまいます。

ですので、まず「まとめ役探し」のポイントを示しておきます。

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一つひとつ解説します。

①「相続専門」であることを確認する

税理士には専門分野があります。

例えば、法人税専門、 医療法人専門、飲食店専門、相続専門などです。

ホームページを見て確認してください。

「相続に強い税理士」であることが重要です。

②資格・活動歴を見る

可能なら実績のある方がいいでしょう。

これもホームページを閲覧すればある程度わかります。

③専門家ネットワークを持っているか

ここが一番重要です。

例えば、

「いつも連携している専門家チームはありますか?」

と聞いたときに、具体的に司法書士、不動産会社、 FP、弁護士などの会社や個人名が出てくるかどうか。

もし、これらの専門家の方々との連携が日頃からなされているようでしたらOKです。

④まずは「全体像」を話してくれるか

良いコーディネーターは、いきなり商品や制度を勧めません。

もし、初回から、

「相続には生命保険が最強です。」

「資産が多いようですので法人を作りましょう。」

と、いきなり具体的な話になってしまう場合は、あまりお勧めできません。

そうでなく、家族構成、財産、希望、将来像について丁寧に聞き取ってくれる方を探してください。

⑤ セミナーへ参加してみる

もし、その法人が「相続セミナー」「家族信託セミナー」「資産形成セミナー」などを開催していたら参加してみてください。

セミナーを通して、その会社のしくみや、税理士の方の人柄が伝わってきます。

セミナーがない場合は、無料相談でも受けてみるのもいいでしょう。

⑥明朗会計であるかどうか

相続や資産形成を進めるには、時間もかかります。

個々の状況も違います。

そうなると、報酬についてけっこう曖昧になりかねません。

しかし、しっかりした会社、信用できる会社は、多くの場合その報酬体系が明瞭です。

いわゆる「明朗会計」です。

⑦紹介だけに頼らない

知人から紹介されるケースもあります。

その方が信用できるような気がしますよね。

もちろん安心感はあります。

しかし、紹介されたからといって、必ず自分たちに合うとは限りません。

最低でも2〜3社訪問し、比較・検討して決めてください。

★面談の際に意識するチェックポイント

良い専門家とは、

「この家族は、10年後、20年後、30年後にどのような暮らしを望んでいるのか」

を一緒に考えてくれる人です。

家族の想いを形にし、その実現に向けて必要な専門家を結び付けてくれる。

そんな司令塔こそが、家族資産経営における真のパートナーだと言えるでしょう。

とはいえ、お付き合いしているうちに、欠点も見えてきたりします。

どのような会社、専門家であっても欠点はあるものです。

100点満点はありえません。

70点から80点くらいで良しとしましょう。

しかし、50点以下の方を選んでしまった場合は、その時間とお金の損失は取り戻せません。

だからこそ、パートナー探しは時間をかけてほしいのです。

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最後に、パートナー探しで会社との面談の際に意識するチェックポイントを並べておきます。

参考にしてください。

◆家族全体の将来像を最初に聞いてくれる

◆メリットだけでなくデメリットも説明してくれる

◆専門用語を使わず分かりやすく話せる

◆実績や事例を具体的に示せる

◆他士業と連携を具体的に示せる

◆長期的な伴走を前提に考えてくれる

◆人柄がいい

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